さて温泉の玄関をくぐると、想像していたよりも設備が安っぽく、かつ老朽化しています。
休憩所や食堂は立派な木組みですが、脱衣所や洗面所の内装はコンパネ(集成ベニヤ材)張りです。
また色あせたところも目立って、ちょっとガッカリ。
ところが、肝心の温泉はなかなか良かった。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉と、ごく普通の温泉。
無色透明のお湯は匂いもなく、少しつるすべ感を感じます。
同時に何となくですが、温泉の成分が濃い感じもします。
浴槽は野天風呂と内湯で、内湯の浴槽はタイルの上から檜で縁取りがしてある凝った作りです。
ぬるい野天風呂よりも、熱い内湯のほうが良かった。
また内湯には寝湯もしつらえてあって、檜の縁取りが枕になるおかげで、とてもリラックスできました。
風呂上りは身体がぽかぽかして、秋&冬向けの温泉です。
ただ入浴料を考えると、もう少し設備が立派であってほしいところで、総合評価は及第です。
温泉を発つとそこを基点として、河口湖の湖畔を回ってみました。
南岸のレイクサイドから、三ツ峠山(1,785m)を臨んだところ。(↓)
周囲はススキの穂が輝いていましたが、紅葉はまだでした。
東富士五湖道路(2010年は社会実験により無料)で御殿場に出て、東名高速で帰路につきました。
帰路の東名は集中工事中で、下りの右ルートが暫定的に上りになっていました。
いつもの進行方向とは逆に走るため、看板もオービスもすべて反対を向いているので、景色が寂しく感じました。
東名青葉ICには15:40に到着し、総走行は240kmでした。
このあと愛機の整備をして、秋&冬に向けて電熱グローブの配線を引き直しました。
僕の苦手な季節が、またやってまいりました‥
(おまけ)道の駅どうしで購入した「吉田うどんの薬味」(¥530-)
吉田うどんに欠かせない、例のペースト状の薬味。
ざらざらと粗く湿った粒子は、汁のなかで簡単に溶けます。
原材料を見ると、黒胡麻、七味、白胡麻、ラー油、豆板醤、胡麻油、サラダ油、山椒‥ と、ブレンドはけっこう凝っています。
咳き込むほど激辛ですが、味じたいは七味唐辛子や胡椒とは違うものです。
料理の旨味や甘みはそのままに、辛味が加わる感じです。
なんとなく沖縄の調味料「こーれーぐす」に似た、ドライな辛味とでも言いましょうか。
辛い薬味を「おいしい」と表現するのもヘンですが、美味しい逸品。
これからの季節、わが家の鍋ものに活躍してくれることでしょう。
手ごろな大きさで、冷暗所で保存ができますので、お土産にお薦めです。