「荒船の湯」は下仁田町営。
場所は、国道254号沿いでひじょうに分かりやすい。
建物も年期は入っているものの、重量感のある立派な和風建築です。
泉質は二酸化炭素ナトリウム塩化物強塩冷鉱泉。
お湯は無色透明で、匂いもほとんどありません。
元々は濃い冷泉のようで、「源泉のままだと濃すぎるので加水をし、さらに適温に加熱しています。」という説明書きがありました。
水で薄めているとは、他の温泉が聞いたら、羨ましがるかも…
ただし説明から受ける印象よりは、ずっとさらりとした、クセのない温泉です。
露天風呂、ジャグジー、サウナと、ひととおりの設備は揃ってます。
総じて快適さは入浴料以上のものがあり、お薦めです。
画像は、見知らぬライダーが記念撮影をしていたので、便乗してお願いしたものです。
さすがに先方もライダー、写真の構図がツーリングレポートにぴったりです。
「西下仁田温泉・荒船の湯」
群馬県甘楽郡下仁田町南野牧9326-1
0274(60)6004 入浴料¥500-
風呂あがりに走った、妙義山。
秋のうろこ雲に、ごつごつした岩山が映えます。
さっぱりした身体に、秋風が心地いい。
愛機のVツインも、ドロドロ…と、のどかな音をたてます。
このワインディングロードはとても快感でした。
妙義山を楽しんだあとは、松井田妙義ICから関越に乗って、帰路に着きました。
中央高速・府中ICまでは良かったんですが、府中から自宅までは、久しぶりに激しい渋滞。
この日はお彼岸だったのである程度の渋滞はしかたがないとはいえ、これは身体にこたえました。
動かない車列のなかで、「この渋滞はほんとうは夢で、僕は今も心地よいあの妙義山を走っているに違いない‥」と、心に念じていました。(笑)
帰宅は17:30、総走行は467km。
ガソリンもハイオク171円/Lに落ち着いて、まずは安堵です。
秋の到来を実感した、インパクトのあるソロ紀行でした。