四万温泉を発つころには、31度と暑くなってきました。
再びロマンチック街道をひた走ります。
県道55号線から国道353号線へと移って中之条町へ、中之条町からは国道145号線で沼田、途中で分岐する県道36号・三国街道で渋川に南下しました。
楽しいBackRoadでしたが、特に中之条町付近の国道は快適でした。
絶景ではなく、またこれといった特徴もない道なのですが、淡々と距離をかせぎつつも、退屈しません。
夕方には宿泊場所(「ルートイン渋川」)にチェックイン。
ホテル・ルートインは大浴場があり、ネット予約客は朝食バイキングが無料と、単騎には有難い。
おまけに渋川店はオープンしたてで、特別割引期間中でした。
部屋では渋川の知己Pocoさんと、お互いの状況をメール交換。
彼は日曜日の家族団らんの時刻なので、今回はお会いするのは遠慮しました。
汗で湿ったバンダナを洗って、エアコンの前に吊るして、と‥
あとは時間もたっぷりあるし、のんびりとリラックス。
晩ご飯は、給油もかねて街中に出ますか。
ぴったりした革パンを雨合羽のルーズパンツに履き替えて、夕暮れの渋川に走り出します。
訪れた「お食事・酒処 辰磨(だるま)」は、関東のライダーには紹介する必要もないほどの有名店。
“30cm超のジャンボエビフライ”と“竹炭入りの真っ黒なうどん”が売り物です。
「お食事・酒処 辰磨(だるま)」
群馬県渋川市赤城町上三原田917-7
Tel 0279-56-3356
お店はホテルから利根川を渡り、赤城山に向かって
2kmほど坂を登った道路沿いです。
画像は「ジャンボエビフライと竹炭うどんセット」、これで¥1,100-と、ひじょうに安い。
エビフライは2匹をつなげているわけでもなく、何か細工をしているわけでもありません。普通の、サクサクぷりぷりのエビフライです。
ここ渋川には、こんなに長い海老が棲息しているのでしょうか?(笑)
竹炭うどんは、色さえ除けば拍子抜けするほど普通の、コシのあるうどんです。
率直にいって、エビフライもうどんも大変美味しく、またボリュームもある定食でした。
あまり不思議がらずに、安くて美味いお料理に満足したいこのお店。
オーナーご夫婦ともライダーに優しく、かつ常連のご家族連れとの会話もしながら、てきぱきと調理をされる姿が気持ちのいいお店でした。
お薦めします。
この日の総走行は411km。
ベッドの上では、コンビニエンスストアで仕入れた麦酒で、ひとり宴会。
外出でいったん締め直した身体が、再び弛緩してゆきます。
男ひとり旅の、甘美なひととき。
明日はロマンチック街道で金精峠を越えて、栃木県の日光です。