食後はまた県道78号線に戻り、足柄峠をめざします。
←序盤は、快適なワインディング・ロード。

 でもしばらく進むと、急なつづら折になります。
 勾配がきつく、手ごわい道です。
 道幅もところどころで狭く、交互通行の箇所もありました。
 さっきのおばあさんに、薦めないでよかった‥。  
 茶屋を出ると、地蔵堂の前で、上品なおばあさんに道を尋ねられました。
 なんでも息子さんの軽自動車を借りて久しぶりの運転、これから御殿場に向かうそうです。
おばあさん「R246じゃない道で、山を越えたいんですぅ。あそこに見える小道を行けばいいんですか?」
僕「(あわてて)いやあれはハイキング道路です! いったん県道(78号線)に出て、足柄峠を越えてください」
おばあさん「それは‥険しい峠なんですか?」
僕「僕も初めてなんですよ。でも道幅は狭いって聞いてますね。軽自動車なら大丈夫かなぁ‥」
 結局この方は足柄峠はあきらめて、R246で御殿場に向かうことになりました。

 駐車場では、かなり年配の男性ライダーに声をかけられました。
 白い髭、灰色の革ジャンに赤茶色のブーツが印象的な方です。
 なんでも自作(!)のサイドカーで来られているそうです。
年配ライダー「以前はとなりに家内を乗せて、一緒に温泉巡りをしたもんさ」
 せっかくなのでそのサイドカーを拝見させていただきました。
 単車はSUZUKIのGSカタナ650ccで、手作りの側車ともども、そうとう年季が入っています。
 この側車に乗る奥様は、失礼ながら肝が太いというか、ともあれご夫婦間の信頼の厚さには羨ましいかぎりです。
 ただ手作りとはいえ骨組みはしっかりとしていて、本体のブレーキと側車のそれとが連動する本格的な造り。
 奥さまが、今どうされているのかは聞けませんでした。

 ここはお年寄りとの出会いが多いな。(まぁ僕も年寄りですが)
 足柄峠は、そんな峠です。 
 冷や・きのこおろしうどん(¥560-)→
 “ぶっかけ”でした。
 美味しい。
 コシもつるつるしたのど越しも、ちょうどいい。
 塩味もひかえめで、飽きない味です。
 店員さんからは大盛り(+¥100-)ではなく、うどん玉のおかわり(¥100-)を薦められます。
 美味しかったので、薦められるままに、お汁を残しておき、おかわりをしました。
 おかわりも同じ量だったので、2杯食べる結果になって、さすがに満腹。
 これでも¥660-ですから、安いですね。
 うどん好きには極楽のようなお店です。
 登山姿のお客さんが多いので、革ジャン革パン姿でも気兼ねがいらないのも、嬉しかった。
 お薦めします。
 こんどはカレーうどんとおでんに挑戦しよう‥。
 
「万葉うどん」南足柄市矢倉沢2393 0465-73-0511 
R78地蔵堂駐車場を登って、地蔵堂の坂の上。
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