「てうちうどん 山もと」は富士急行の「禾生(かせい)」駅のそばです。
が…
どちらかと言えば中央高速の河口湖線と富士急行の架線とに挟まれた不便な土地で‥
ここで、何する…? うどん屋でも始めようか?
…といった微苦笑な成り行きを思わせる場所です。
小さい簡易建物ですが、駐車場は広く、そして地元ナンバーのクルマでいっぱいでした。
肉つけうどんの大(¥400+¥200=¥600-)をいただきました。
ここのうどん、美味しいです。
麺のコシ、汁(隠し味噌味)、肉の量(画像では汁に沈んでいます)、どれをとっても文句なしです。
一人席がないのが玉にキズですが、お連れさんがいるときはお薦めします。
「てうちうどん 山もと」 0554-45-8733
山梨県都留市古川渡397-1
食後は、国道139号線「富士みち」→県道24号・都留道志線で、道志街道に戻ることにしました。
県道24号・都留道志線を走るのは久しぶりですが、次々にカーヴが現れて、道志街道やリニア線よりも面白い。
たいした眺望はありませんが、路面が荒れていないので安心感があるワインディングロードでした。
ちょっと話は横道にそれますが‥
モータリング・ファンの夢として、“自宅の裏山にお気に入りのコースがあること”というのがあります。
そういう意味では、ここ道志の一帯は、裏山のお気に入りコース。
相模原・厚木周辺のドライバー&ライダーの、マルホ(注)なのかもしれません。
(注)「マルホランド・ラン 王者の道 (原題 King of the Mountain 1981年米国映画)」
ロス郊外の山岳道路Mulholland-Dr.を舞台に、公道レースに賭ける若者たちの恋、友情、希望、挫折などを描いた青春映画。
筋書きの是非はともあれ、スクリ−ンに登場するMulholland-Dr.は雰囲気があって、一度走ってみたいと思ったものです。
当時、映画の影響を受けた連中は、自宅の近所でお気に入りのコースを探して、それを「僕にとってのマルホ道」と称したものです。
ちなみにこの映画のオープニングは、蛇のようにうねった道路を流すポルシェを空から見下ろすシーンなのですが、これは僕が影響を受けたもうひとつの映画「ザ・ラストラン」と、そっくりなのです。
マルホランド・ランの監督は、ザ・ラストランに影響を受けたんだろうなぁと勝手に想像しています。
「ザ・ラストラン 殺しの一匹狼 (原題 The Last Ran 1971年米国映画)」
暗黒街のドライバー稼業を長年務め、老いを感じた男が、引退最後の大仕事として脱獄囚をスペインに逃がすことにすべてを懸けるアクション映画。
オープニングでうねった山道を攻める改造BMWを、空から見下ろすシーンがそれです。
なおザ・ラストランは、主人公が愛車のウェバーのキャブレターを調整するシーンがあって、洋画好きの友人から「薄暗いガレージでゴソゴソとエンジンをいじるあのシーンは、uenoみたいな奴しか何をやっているのか解からない」と言われたことが、思い出されます。