ハイキング道路のわきに建つ、かや葺きの茶屋は、とても雰囲気があります。
店内は、お年寄りを含めた家族連れや熟年ハイカー夫婦で満席。
今回もテラス席に陣取りました。
注文したカレーうどんが来るあいだ、ビュッフェ形式のおでんを2串。(→)
1串¥130-と安くはありませんが、鍋からお好みでとれるのは楽しい。
やがて注文したカレーうどん(¥920-)が。(↓)
これが茶屋の雰囲気とは違った、純和風ではない“和モダン”な味。
ちょっと酸味のあるトマト味のスープに、ドライカレーの塊りが落としてあって、この塊りを崩しながら、うどんとからめていただきます。
美味しいです。
食べ始めは酸味が食欲をそそり、終盤はカレー本来の辛さが味わえます。
またカレーは挽肉が入ったキーマカレーふうですが、みじん切りの野菜もたっぷり入っていて、シャキシャキした歯応えがとても楽しい。
木のお匙で、シャキシャキ感のあるスープを飲み干して、さいごまで満足でした。
付け足すと、このお店は塗り箸を持参すると、うどん玉のおかわり(¥100-)がタダになります。
僕も持参のお箸を見せて、おかわりをいただきました。
お店の熱いメニュウは、あらかじめ茹でておいたうどんをさっと煮込む調理のせいか、若干ぬるめですが、それさえ気にしなければ熱いうどんも美味しい。
これからの季節に、お薦めします。
茶屋を出ると、向かいにある地蔵堂でくつろぎます。
あずまやのベンチに三脚をセットして、記念撮影。
木かげに散った桜の花びらも綺麗です。
いよいよ待ちに待った初夏がやって来るわけか。
嬉しいなぁ。
帰路はそのまま県道78号線で足柄山を下って、大井松田 ICに向かいます。
このあたりは矢倉沢というところで‥
そうです、矢倉沢往環=大山街道=現在のR246の発端となる、古い地名のところ。
街道由来の地です。
車道から見る現在の矢倉沢には、大街道だったころの面影はありません。
道路沿いには樫の巨木があって、立ち寄ると、その根っこに矢倉沢往環の碑がありました。
街道だったことを偲ばせるものは、これだけ。
ハイキング道路を歩かないと、街道の跡は見つけられないのでしょう。
ただし集落は落ち着いた雰囲気で、矢倉沢往環よりもっと古い、万葉の古道のほうを偲ばせる風情は残っています。
大井松田ICから東名高速にのり、横浜の自宅に到着したのは14:10。
総走行は153kmでした。
「万葉うどん」南足柄市矢倉沢2393 0465-73-0511
R78地蔵堂駐車場を登って、地蔵堂の坂の上。
画像のお箸は、僕の。