(3)観光と住民生活との中間が奈良井宿
帰り際、17時すぎに奈良井宿に立ち寄りました。
夕暮れが迫っていました。
車両進入禁止ではなく、「通行はご遠慮ください」ということになっています。
そこで観光客が帰ったこの時刻ならば迷惑ではないだろうと、愛機で通過しました。
ここは観光と、住民の生活とが、ほど良く混在している宿場町です。
なお奈良井の標高は900mもあって、高所の宿場です。
(2)一番涼しいのは妻籠宿
妻籠に立ち寄ったのは11時。
町が木曽川に並行しているせいか、川をわたるそよ風が宿場のなかにも流れて、意外にしのぎ易かった。
写真は観光客のおじいさんに撮っていただきました。
妻籠は、古い町並みを保存していることをPRしている宿場町です。
もちろんここも車両は進入禁止なので、有料の駐車場に停めなければなりません。
町並みは渋い色合いで、なかを歩くと木造家屋の木の匂いがします。
古いお寺で嗅ぐあの匂いです。
妻籠は観光というより拝観という感じの場所で、歴史に興味がなければつまらないスポットかもしれません。
退屈そうな子供連れもいました。
★昔の旅人たちがくつろいだ宿場町★
(1)一番楽しいのは馬籠宿
僕は10歳くらいの頃の家族旅行で、馬籠も妻籠も訪れているのですが、このときも馬籠が楽しかったことを記憶しています。
南斜面の石畳の左右に、古い町並みが再現されています。
お店は和風カフェやお土産屋さんばかりで、軽井沢銀座の江戸時代版のような宿場です。
率直に言って、寛げます。
車両は進入禁止なので、無料駐車場に停めました。
なお時刻は10時でしたが、もう31度と暑かった。
この写真を撮っていただいた酒屋の若旦那も「馬籠は標高が600mしかないし、けっこう暑いところなんだよね。」と笑っていました。