「しろわ茶屋」
0548-63-5468
静岡県御前崎市白羽7788
店舗はシーサイドロード沿いでした。
たたずまいが地味なので、探すのに苦労しました。
きれいに写っていますが、実物はそうとう年季が入っています。
お客さんは僕一人で、ちょっと心配になりました。(インターネットの下調べでも、同じ印象を抱いた方がいるようです)
でもノレンをくぐると、タレントのように可愛く朗らかなお嬢さんが出迎えてくれて、一気に不安解消。
おやじの探究心なんてこんなもんです。
オーダーを待つあいだに、4組ほど地元の家族連れが来店しましたが、広い店内はまだ余裕があります。
「黒潮定食(¥1,450-)」をいただきました。
まず、カツオの刺身が美味い。
さすがに漁港の近く、新鮮さが違いますね。
さて目的である冷たい味噌汁ですが、これは「がわ」と言って、地元の漁師に伝わる船上料理でした。
ガラスボウルにたっぷりとよそわれているのが「がわ」。
氷も浮いています。
ひと口すすると、うん、こいつも美味いなぁ。
白味噌仕立てで、具は新鮮なまぐろのたたきが、どっさり。
刻んだきゅうり、玉ねぎ、シソも香味豊かです。
宮崎県名物の冷や汁より、もっと味噌汁に近い味で、お嬢さんの説明でも「あくまでお味噌汁です。」
でも、試しにご飯にかけてもいける味でした。
具だくさんの冷たい味噌汁をたくさんいただいて、満腹。
そして、かいた汗もひきます。
海水浴のあとで食べたら、最高に幸せな料理でしょう。
お薦めします。
さて、お店を出ると12:00。
日曜日の渋滞も心配だったので、このまま帰路につきました。
牧の原の市街地も見たかったのでウロウロしましたが、結局はじめのR242に出てしまったので、そのままもと来た道を戻ります。
東名ICの前を素通りして、新東名の島田金谷ICのほうで横浜に向かいました。
←新東名の藤枝PAで、ひと休み。
新東名の印象は、アップダウンが少ないストレートが続くので、渋滞が起きにくい高速という感じですね。
景色が単調だという方もおられますが、僕は意外に楽しめました。
清水のあたりは切り崩した山が左右に広がって、ドイツのアウトバーンを思わせる景観が楽しめます。(実際にアウトバーンに行ったことはありませんが…)
いずれにせよ帰路も、日曜日にしては珍しいほどスムースに流れていました。
帰宅は15:40、総走行は449km。
太平洋側の先っぽ制覇も果たし、探究心も満たすことができた遠州灘でした。
遠州のお土産;安倍川もち(¥630-)
徳川家康が安倍川上流の金山を訪れた際に、きな粉をまぶした餅を金粉餅(きなこもち)と称して献上したところ、その機知を大変喜ばれて「安倍川餅」と命名されたのが由来ということです。
黒い餡餅のほうは、どうせ伊勢の赤福や碓氷峠の力餅と同じ味だろうと思っていたのですが、それらよりも小豆の風味を強く感じます。
テイスティで、美味しい。
いっぽうきな粉餅には、付いている小袋の、砂糖入りきな粉をふりかけます。
つまり、きな粉を増量するわけです。
そんなひと手間をかけるわりには、こっちは普通のきな粉餅でした。