←さて車坂峠から湯の丸の地蔵峠までは、未舗装の尾根筋を行くことになります。
ここは湯の丸林道と言って、自然保護のために夏季の土日祝日はシャトルバスが運行し、 マイカーは通行止めになるそうです。
下調べでは平日は通行できるかどうか確信は無かったのですが、こうして来てみると平日は通行できてひと安心。
ここまで登ってきて、もし通行止めだったら困ったでしょうね。
そんなところも、今日はワケありというわけです。
広がる原生林には、湧き出た雲がわだかまっています。
眩しいほどのその白さが、印象的。
林道はたいして荒れてはいないものの、なにせ未舗装路ですし、ガードレールの類もなし。
慎重に走ることに越したことはありません。
トランスミッションを2速、時たま3速にして、ゆっくりゆっくり進みます。
ここは標高が高いおかげで、爽やかで過ごし易い。
木陰などは無い林道でしたが、快適に走行することができました。
時たまおじいちゃん・おばあちゃんのハイカーを満載したクルマと、すれ違います。
あとで調べてみると林道から山頂までは徒歩で40分ほどなので、手軽に標高2,000mを楽しむことができるシニア向きの山として、人気なのだそうです。
黄金色の山肌は篭ノ登山(2,227m)。(→)
浅間山、黒斑山に続く、浅間連峰のひとつです。
この篭ノ登山の山頂のすぐわきを、尾根づたいに通過します。
撮影したここは登り坂で、愛機を安定して停めることができましたが、他はほとんど下り坂だったので、撮影はできませんでした。
湯の丸から逆方向で走ればすべて登り坂になるので、また違った光景が楽しめそうなところです。
そうするうちに舗装路になって、地蔵峠に到着。
未舗装路の区間は、3kmほどだったでしょうか。
とりあえずは、転ばなくてヨカッタヨカッタ。
基本的には、トレールバイクで楽しむ林道です。
今のタイア(独製のメッツラー Roadtech Z6 INTERACT)もスリップサインが気になり始めているので、この行程が最後の“ご奉公”になりました。
このあとは鹿沢高原を抜けて、つまごいパノラマラインに。
←つまごいパノラマラインの名物ストレート。
ここまで来れば、草津ももうすぐです。