(おまけ)静岡県のお土産「三色安倍川もち(¥480-)」
「浜名湖だったら、うなぎパイでしょう?」という外野の声が聞こえそうですが、僕はうなぎパイより安倍川もちのほうが好みです。
この餅は、徳川家康が安倍川上流の金山を訪れた際に、きな粉をまぶした餅を金粉餅(きなこもち)と称して献上したところ、その機知を大変喜ばれて「安倍川餅」と命名されたのがその由来です。
献上してくれる人もいない僕は、自ら東名・牧之原SAで購入。
三色のなかでも餡餅は、小豆の風味を強く感じるテイストで、大変美味しい。
ただ甘いだけではないところに、老舗の実力を感じます。
国道で西岸(湖西市側)に回ると、景観は一変します。
地形は入り組んで、入江が多い。
また山も湖に迫ってきます。
なんとなく西伊豆の静浦を思わせる風景が続きます。
ご覧のとおり無粋なガードレールがないので、たいへん開放的。
のどかなレイクサイド・ロードです… と、締めくくりたいところですが、このあたりはとにかく交通量が多かった。
こうして撮影していても、次々とクルマが通過してゆき、意外にせわしい感じがするレイクサイド・ロードでした。
湖面に並んでいるのはウナギの養殖網ではなく、浜名湖名物の「牡蠣棚」
水のなかを覗き込んでも、ウナギの魚影がウヨウヨと…なあんてこともありませんでした。
さらに西岸を、三ヶ日町の「瀬戸」へ進みました。
ここでは名所、猪ノ鼻湖と島とをつなぐ瀬戸のつり橋を見学。
つり橋のたもとには、営業しているのか閉店しているのかよくわからないドライブインが一軒。
昔の観光地という感じの、ちょっと寂しいところでした。
16:00、三ヶ日ICで東名高速に乗ると、いったん三ヶ日JCTを経由して、新東名の浜松いなさJCTに出ました。
浜松いなさJCTは、新東名が東海環状自動車道に接続する2014年までは、新東名の西の終点。
帰路は、新東名の端から端までを、一気に走破。
オドメーターも1,000kmを越えて、エンジンを容赦なく回して、実に爽快でした。
帰宅は19:50、総走行540km。
←自宅近くにある、いつものSSで。
ボリュームたっぷりの昼ごはんのおかげで、帰宅するまで極端な空腹感はありませんでした。
ウナギは絶滅を免れて、ぜひとも庶民のもとに戻ってきて欲しい。
切実に。
そんな願いがわき上がった、浜名
湖ツーリングでした。