妙に急な坂道を登りきると、大きなダムに到着します。
 井川ダムのひとつ手前の長島ダムです。
 帰宅して調べてみると、この急坂は井川線の「アプトいちしろ」駅から「長島ダム」駅のあいだで、アプト式鉄道の区間。
 信越本線の碓氷峠が廃線となったいま、国内で唯一のアプト式鉄道の区間だそうです。
 
 ダムサイトに続く進入路で。(→)
 入ったとたんに「一般車両進入禁止」であることに気づいて、Uターン。
 愛機と記念写真だけを撮らせていただきました。
 後ろは天狗岩山で、標高1,366m。
 これがこの日さいごの、晴れ間でした。
 
 さて、次は立ち寄り湯だな。
 ダム湖のわきにある接阻峡(せっそきょう)温泉に立ち寄ることにしました。 
 
「接阻峡温泉・森林露天風呂」
静岡県榛原郡川根本町犬間165-6
0547-59-3721 入浴料¥500-
右が井川線「接阻峡温泉」駅の、小さな駅舎。(↓) 
そして左の建物が、「接阻峡温泉・森林露天風呂」です。
 この温泉は“駅から徒歩30秒の温泉宿”というふれこみですが、駅前温泉というよりは、鉄道が温泉宿に停まる駅を作った感じ。
 浴槽は、6〜7人が入ることのできる内風呂と、4人で一杯という小ぶりな石張りの露天風呂。
 先客は白髭のおじいさんと、がっしりした体格のおじいさんと、恰幅のいい丸顔のおじいさんの三人組でした。
 この人たち、どこかで見たことがあるよなぁ… あっ!七福神だっ!(笑) 
 話しを温泉に戻すと、無色無臭なそれは泉質はナトリウム・炭酸水素塩冷鉱泉で、つるすべ感が強いもの。
 循環させて加温してあるもののお湯は新鮮ですし、特に内風呂から外の原生林を眺めながら、浴槽の下から湧き上がるお湯に身をまかせていると、本当に気持ちが良かった。
 
⇒接阻峡温泉
 森林露天風呂はコチラ
 風呂あがりは肌がしっとりします。
 一般的には近くの寸又峡温泉のほうをお薦めしますが、この接岨峡温泉も秘湯ムードたっぷりでお薦めします。
 さて玄関で旅支度をしながらおかみさんに道を訊ねると、きょうは井川湖(井川ダム)へ至る道は通行止めのはずだという。
 せっかくここまで来たので、行けるところまで行ってみましょう。
 七福神の乗っていた軽自動車とお別れすると、先に進みます。
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