はるか彼方で雲をかぶっているのが、清酒の名前でも有名な八海山(1,778m)
その手前に広がるのが塩沢、六日町のあたり。
四角い田んぼが、まるで碁盤の目のように、整然と敷き詰められています。
壮観な眺め。
日本有数の穀倉地帯が一望です。
魚沼スカイラインの中盤では、開放的な、いかにもスカイラインといった雰囲気を満喫(→)
ここは大沢峠のあたり。
きれいな道が等高にくねってゆき、見通しもいい。
どこか女性的な優しさを感じる道です。
ところどころ、路肩がきれいに補修されています。
先月に、悪天候で崩れた箇所でしょうか。
実は先月上旬に、ここを管理している「南魚沼地域振興局企画振興部」へ問い合わせたときのことです。
前の日は雨でしたが、翌日の予報は快晴を告げていました。
僕「あしたは魚沼スカイライン大丈夫ですか? 横浜から行く予定です」
職員「あしたは全線、大丈夫ですよ。あっ、待ってください、いまパトロールが帰ってきたから。(保留) ちょっと…また一部崩れたみたいですね。通行はできますが交互通行の箇所があります。万が一もありますし、せっかく横浜からいらしていただけるのなら、日を変えてください」
僕「…わかりました」
というわけで先月は断念しており、あらためて今日を迎えたわけです。
そういえば2011年の集中豪雨に遭ったときなどは、そのあと1年間も通行止めでした。
災害にはか弱い。
そんなところも、女性的なものを感じる道です。
路面には中央線も消えて、僕の旅らしい道になってゆきます。
青空と白い雲、平坦な道。
その景色に溶け込んでゆく僕。
魚沼スカイラインの標高は、けっして高くない。
高くないのだけれど、なぜか雲が近く感じる。
いや、さえぎるものがないので、空が広く感じるのか?
自分が単車ではなく、飛行機に乗って滑空しているような錯覚がある。
独特の魅力をもつ道です。