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レストラン・マツキ Tel 0426-84-3335
相模原市相模湖町与瀬337-1
 いったんもと来た道を少し戻って、R517で相模湖ピクニックランドの方角に向かいます。
 澄んだ秋の空と、R517(→)
 この山道はアクセルを開けられるワインディングがあるかと思えば、昼なお暗い杉林を通ったりと、相模湖とは思えないほど変化に富んだ道。
 また起伏もあって、考えようによっては道志街道よりも走り応えのある道です。

 愛機NC700Xにも新しい発見。
 クラッチレスの愛機は、ここでもドライヴモードのまま。
 いつものようにカーヴ手前で足でギアを2つ落として、4速から2速。
 そしてカーヴをすぎればアクセルを開けて、あとは、すべて車両の考え方(走り方)に任せて走ります。
 でも旋回は、予想した以上に大回りです。
 単車は、カーヴで駆動をパシャール(穏やかで一定)にかけていると、大回りになってしまう乗り物。
 メリハリつけて駆動をかけてあげると、キレがいい旋回を始める特性があります。
 でもここ県道517号線では、キレがいい動きができませんでした。
 ワインディング・ロードで愛機を乗りこなすまで、まだ試行錯誤が要るようです。

 さて相模湖に着くと、さすがに三連休、行楽客でいっぱいです。
 湖畔のドライブイン「レストラン・マツキ」を訪れました。 
 創業1965年の老舗で、昭和を感じさせる手作り洋食のお店。
 カランカランと鈴が鳴るドアを開けると、お客さんは僕ひとり。
 確かにこの古い外見だと、若い家族連れは臆してしまうだろうなぁ。
 ご主人、この日はニコニコと機嫌がいい。
 前回は夏だったのでやっていなかった、マツキ名物の「ポークシチュー(¥1,050-)」を注文しました。
 店内はカーテンと液晶TVが新品に変わっていましたが(笑)その他は4年前と同じで、年季が入っています。 
 やがて火傷しそうに熱々のシチューが、ポットで出てきます。
 ふぅふぅいって、ひと口。
 うん、美味しい。
 ドミグラスソースは酸味を抑えた、あっさりした大人の味つけです。
 具は野菜が中心で、ポークは小片。
 サラダは新鮮。
 お味噌汁も、わが家で出てくる味噌汁と同じ味。
 いわゆる家庭料理の和みがある洋食です。
 ということで美味しかったのですが、このシチューはもう少し高くてもいいので、肉を増量してほしいと感じました。
 食べ終わる頃にはカランカランとドアの鈴が鳴り、バックパックをかついだ中年男性と、ハイキング姿の老夫婦が、相次いで来店。
 店内は賑やかになりました。
 見るとふた組とも、その注文のしかたが明らかに常連さん。
 「レストラン・マツキ」はそんな洋食屋です。

 相模湖からは津久井湖を経由して、橋本に。
 橋本からR16に出て、横浜の自宅に戻りました。
 帰宅14:00で総走行130km。
 旅は同じルートをたどっても、何か変化があります。
 その変化を敏感に感じ取れるのは、単車の旅だからこそ?
 だったらあとは、自然なアレンジに、身をまかせればいいのかもしれません。