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 この後もと来た道をたどって水上ICに戻ると、気温は32度。
 暑い!
 スタミナのつくものを食べないとたまらん!
 ということで、以前から訪れてみたかったもつ煮食堂に向かいました。
 「永井食堂」は関越道を赤城ICまで戻って、そこから国道17号線に入ればすぐ。
 峠にあるトラック野郎たちのスタンド食堂… と思いきや、着いてみると平日にもかかわらずカップルや家族連れのクルマのほうが多い。
 インターネットやグルメ番組で有名になって、客筋が変わったということでしょうか。
 この点は意外でした。
 行列を覚悟していましたが、すでに14時近いこともあって、すぐにカウンターに座ることができました。
 ちなみに店内は円形状になったカウンター席のみ。
 6人ほどのお姐さんが忙しく立ち回っていて、たいへん活気があります。
 メニュウは日替わりでハンバーグなどもありますが、基本的にはもつ煮定食、それももつ煮の大と小のみ、ご飯は山(=どんぶり山盛り)と、平ら(=縁まで)が選べます。
 いただいたのは、もつ煮が大でご飯は平ら(左)¥770-。
 もつ煮の具はもつとコンニャクだけとシンプルで、匂いはほとんど無し。
 別皿で刻みネギとタクアンが付きます。
 早速もつ煮をひと口…
 美味… いや魔味か。
 もつは柔らかく、肉質がたっぷり。
 汁はコクがあってそれでいて塩辛くない。
 全体的にゴマ油というか、中国料理の漬物「搾菜(ザアサイ)」を思わせるピリ辛があって、それがまた食欲をそそります。
 あっという間に、平らげてしまいました。
「永井食堂」 群馬県渋川市上白井4477-1 0279-53-2338
 あなたが男性なら、「男」であることを愉しむために一度は訪れてもいいでしょう。
 そんな、心は優しい荒くれ男どものドライブインです。
 もちろん「貴方がワタシを口説いたのは下町のラーメン屋だったじゃない」という“本物のオンナ”を奥さまに持つ羨ましい御仁は、ぜひご夫婦で。
 味も価格も、文句なくお薦めです。
 お店を出ると、まだ気温32度の中、長い長い帰路につきました。
 もつ煮でスタミナはついたものの、暑いものは暑い。
 関越道はまるでオーブンの中を走っているような暑さで、特に前橋と東松山あたりが強烈に暑かった。
 上州方面で遊んだ夏って、帰りはこうだよなぁと実感してしまいました。
 帰宅は17:30。
 総走行は455kmと、けっこう距離が伸びました。
(おまけ)永井食堂の「もつっ子(1kg)」¥1,070-
 お土産用のもつ煮パック。
 お店の隣で販売しています。
 要冷蔵なので持ち帰りには保冷剤が要りますし、真空パックではないので半月ほどしか日持ちはしません。
 じゃあお土産として評価は辛めかというと、そんなことはありません。
 なにしろ自宅で、あの美味しさが楽しめるだけで幸せ。
 中身を鍋にあけて、温めるだけという手軽さもいい。
 お薦めです。