ミシュランPilot Road3 寸評 ;
 発売から4年が経ちましたが、依然として驚かされるのが奇抜なトレッド面。
 フロントタイアはブラシのように筋が切られて、まるでスタッドレス・タイア。
 リアタイアもジグザグに筋が切られ、筋の途中途中に小穴も設けられています。
 この筋と小穴とで、滑るマンホールの上でもスリップせず、なんと雨天時には小穴で路面の水を吸い取ってグリップに貢献するという。
 すぐ実感するのは直進性の良さで、さすがにミシュラン、文字どおり矢のように突き進みます。
 コントロール性も良く、バンク(傾き)途中でも次のモーションに向けてタイアが待ってくれるような懐(ふところ)の深さも持ち合わせています。
 しかし何といってもこのタイアの真価はウェットグリップです。
 今回も東名高速で雨に降られたときは、本当に心強かった。
 あえてあら捜しをすれば、温まるまではグリップ力がやや心もとない。
ダンロップD207(Buell時代)は、ドライなグリップ感が魅力。
ダンロップD221は(同)、持続するグリップ感と跳ねない点が長所。
ミシュランPilot Road2(同)は、圧倒的な耐久性。
メッツラー Roadtech Z6 INTERACT(同)は、ツーリングには充分すぎるほどのグリップ力。
そして前のブリヂストンBATTLAX BT-023(NC700X)は、車体を倒し込むときの怖さがないタイアでした。
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お土産の、かますの干物 (四匹¥700-)
製造直売する真鶴の「丸福」で購入。
お店は真鶴駅交差点の角にあって駐車場も広いので、ライダーには便利。
頭、とくに眼のまわりががきれいな、ぴかぴかの干物だ。
酒の肴に、いただきました。
焼くとふっくらと身が膨らんで、旨味がたっぷり。
あゝおやじの一人旅のシアワセ。
タイアは操縦性や乗り心地に影響力があるパーツ。
加えて単車は、車体を傾けてタイアの側面も使ってしまうモビリティです。
今度のミシュランも、じっくり時間をかけて “対話”させていただきましょう。
真鶴半島を発つと、のんびり帰路につく。
でも帰りの東名では急に空が暗くなり、またひと雨ふられました。
このタイアならへっちゃら。
しかしいくらこのタイアに替えたからって、酷じゃないか?
帰宅14:50、総走行170km。