そして旅のさいごに、息を飲むほど素晴らしい新緑に出合います(上)
レンズが幻惑されるほどまぶしく、まさに萌えるような緑。
川を渡る風に葉が揺れて、山全体がきらきらと輝きます。
この輝く山を、僕は一生忘れないでしょう。
このあと通行止めの看板でUターンして、もと来た道を戻ります。
帰宅は16時、総走行は380kmでした。
(おまけ)有東木(うつろぎ)地区のわさび
県道の途中に有東木という集落があり、この有東木は「わさび栽培発祥の地」と言われています。
今回の道すがらにも、山の斜面と接した農家に、庭に石垣でしつらえて上に網を張った池があるのを見かけました。
これがわさび田で、山からの湧水でわさびを栽培しています。
画像の看板(矢印)にも、「上はわさび田です」と書いてありました。
またこのあたりは飲食店はないものの、「わさび漬け製造直売」と看板を掲げた農家が数軒ありました。
川根に近いこのあたりは耕作地はすべて茶畑にしていますが、意識して見ればわさびも栽培しています。
梅ケ島温泉で試食して、お土産に買った「わさびのり(¥350-)」
静岡おでんのお姐さんが保冷剤をつけてくれたのが嬉しかった。
わさび漬けも試食したのですが、味が好みに合わず、このわさびのりを購入。
刻みわさびと酒粕を混ぜて作るわさび漬けは、製造法がシンプルな分、味に個性が出ます。
好みに合わないものはしかたがない。
でも有東木地区を紹介したんですから、わさび漬けを選ぶべきだったかもしれません。
さてこのわさびのり、炊き立てごはんでいただくと、はじめはぴりっときませんが、あとから口のなかがじわじわと辛い。
海苔の甘炊きのように、ぱくぱくとは食べられません。
そこで茶漬けにのせてわさび茶漬けにしてみたところ、辛さがほど良くとんで美味でした。