2015年7月15日(水) 快晴 現地気温31度

 6時に起床しました。
 ゴミ箱の空き缶と容器カラの山を見つめて、あくび一発。
 昨晩は食べ過ぎたし、飲み過ぎた。
 でもそれを咎める人はいない、男の一人旅。
 まず洗顔、歯磨きを済ませると、旅支度。
 そして軒下に駐めていた愛機の防犯ロックを外しに、いったん外に出る。
 空を仰げば、吸い込まれそうな紺碧の色。
 朝の冷気がまだ残っていて、深呼吸すると気持ちがいい。
 気持ちがいい理由は、もうひとつ。
 ここ飯田の街は、東には南アルプス、西には木曾の山々があるので、山が見える。
 この眺めは飯田に泊まった特権だ。
 7時には、食堂の朝食バイキングで活力をチャージ。
 昨日の夕食が重かったので、朝食は洋食をチョイス。
 牛乳に、フランクフルトにハム、そしてロールパンにサラダ。
 最後にホットコーヒーを飲みながら、TVの天気予報をチェックするふりをして、他の逗留客を観察する。
 お客さんは、出張らしきビジネスマンが多い。
 8時にホテルをチェックアウトすると、サイドバッグを積載して出発。
 すぐにふり返って、ホテルの全景を撮影する。
 宿泊施設の姿は旅の思い出を蘇らせるから、画像に残すのが流儀です。  
 きょうのルートは、まず昨日の小渋ダムまで登って、そこから国道152号線を北進。
 そして桜で有名な高遠まで、未踏の大鹿・高遠間を走破します。  
(左)さいしょの難所は、小渋ダムまでの県道59号線。
 道はめちゃくちゃ勾配がきつい。
 そして谷には(画像では右側)巨大な採石場があるので、景色は殺伐としていて、空気もほこりっぽい。
 おまけにひっきりなしにダンプカーとすれ違うので、落ち着かない。
 ダムに着いたときは、正直ほっとしました。  
 県道を進んで、国道との交差点に到着。
 このあたりは大鹿という集落で、昔から山塩が採れるので有名なんだそうです。
 山塩というのは塩泉、つまり塩分を含んだ地下水を煮詰めて作る塩のことで、その昔、海から遠く離れた信州では貴重なものだったということです。
 妙に大きい道路標識を仰げば、「R152→(右折)上村」
 この上村というのは、秘境・遠山郷の上村のことです。
 そして、「R152↑(直進)茅野」
 直進すれば、高遠に至ります。
 さて、ここで今までの国道152号線の足跡を、簡単にまとめました。   
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