このあと高遠の「さくらの湯」に立ち寄りました。
場所は、高遠の旧市街地を見下ろす高台。
美術館のような外観と、ぐっと庶民的な館内との対照が面白い。
浴槽は、温室を模したガラス張りの内風呂と、ログガーデン風の露天風呂。
露天風呂は妙に水深が浅くて姿勢が辛かったので、内風呂に落ち着きました。
お湯は無色透明で、適温。
泉質はアルカリ性単純泉で、つるすべ感が強い “美人の湯”です。
これといって特徴はないものの、朝からワインディング・ロードを走っていたので、緊張がほぐれてほっとしました。
風呂あがりは肌がしっとりして快適でした。
南信は温泉が少ないところなので、有難い存在です。
場所は、中央高速・伊那ICわきの住宅街のなか。
探すのに苦労しましたが、お客さんらしき地元のクルマについていって、狭い路地を入ってゆくと見つかりました。
座敷とテーブル席とで25名ほどの店内ですが、僕がカウンター席に陣取ったところでもう満席。
外にもあっというまに10名以上の行列ができる人気店です。
いただいたのは、もちろん「ソースかつ丼(¥1,000-)」
美味しいです。
肉厚のポークがジューシーで、くぐらせてあるソースも甘しょっぱさでごまかしていないというか、上品なコクがあります。
僕はもう少しドライな仕上がりのほうが好みですが、絶品であることは間違いありません。
お客さんも家族連れや奥様グループ、そしてビジネスマンと多彩。
駐車も、そうとうの台数を駐めることができます。
本格派のソースかつ丼、文句なくお薦めします。
お店を出ると、伊那ICで高速にのって帰路につきました。
昼下がりの高速道路は、甲府盆地を通過するときが格段に暑かった。
あとで調べると、この日の甲府は35度。
もっと暑い日に向けての “予行演習”になりました。
自宅到着は16:10、走行距離は306km。
一日めと合せると総走行は673kmでした。
国道152号線は山あり谷あり、そして分断されていたりと、走る場所によって道の表情がまったく違う。
そして走っているときのライダーの気分も、まるで違います。
でも変わらないのは、いつも僕を「おかえり」と出迎えてくれること。
伊那のお土産 ; ソースローメン(3人前・¥1,080-)
伊那谷土産と言ったら、もうひとつのソウルフード、ローメンでしょう。
小黒川PAで購入しました。
自分で味付けをするのが本来のローメンですが、これははじめから甘めのソース味がついています。
ラム肉は入手できなかったので、豚肉で作ってもらいました。
家族には「甘すぎる」といまひとつの評価でしたが、僕はすりごま(山梨の辛味調味料)で辛く仕上げて美味しさ倍増。
そもそもローメンは麺類共通の塩気からくる旨さの方向性を捨てて、塩気以外の味付けで仕上げれば、美味しさが倍増するのです。
僕はスープ系ローメンのほうが好みですが、これも良かった。
お土産としてお薦めします。
「さくらの湯」 入浴料¥600-
長野県伊那市高遠町西高遠928-2
0265-94-3118
「青い塔」 0265-72-5777
長野県伊那市西箕輪7010-1
11:50 昼食は伊那市街に出て、ソースかつ丼を。
地元でも人気の高いという「青い塔」に向かいます。