いただいたのは、まぐろ丼(¥1,100-)
 まぐろはヅケになっています。
 さっそくひと口… うん、美味い。
 ヅケの具合がちょうど良く、もぐもぐと噛むと、旨味が口のなかに広がります。
 この美味しさは “さすがに三崎” というほかはない。
 「ご飯の上に鮪の切り身を並べれば、まぐろ丼になるわけじゃないよ」 そんな誇らしげな声が聞こえてきそうな逸品です。
 小鉢で出たまぐろフレークも、いい味です。
 満足しました。
 お店の看板メニュウは、金目鯛の煮付け定食とイカ・コロッケですが、それを含めても品目は少なめ。
 でもそれが、どれを選んでも美味しいだろうなぁ という安心感を醸し出しています。
 駐車場もお店の前に8台分、また店の周りにも駐車スペースがあって、困ることはありません。
 お薦めします。
 駐車場で支度をしていたときに、大きい単車が到着。
 所沢ナンバーの青のCBR1000XX(SUPER-BLACKBIRD)です。
 CBR1000XXは以前に僕が乗っていたX-Elevenの兄弟車で、カタログモデルだった頃は最高速300km/h弱を誇った人気車。
 僕よりちょっと年配のオーナーと、ご挨拶します。
 話しでは、“最後の道楽” と決心してこのCBRを購入、以来十数年間乗っているそうです。
 この“最後の道楽”という言い方は、Motoring-Lifeに明け暮れる、世界中のおやじ達が使い古してきた “言い訳” (笑)
 オーナーは「渋滞では身体にこたえるようになってきたけど、意地で乗っている」と笑っておられました。
 CBR氏とお別れすると、対岸の「うらり(水産物直販センター)」に立ち寄りました。
 入り江はぽかぽか陽気。
 そして海は波もなく、まるで油を流したように静かです。
 賑やかな店内をぶらぶらして、目にとまったのは、これ。
 「とろまん(¥250-)」です。
 三崎のまぐろの尾の身を使った、中華まん。
 「かながわの名産100選」にも選定された、オリジナルの中華まんじゅうです。
 蒸したてを1包(パオ)いただきました。
 豚まんよりもあっさりしていて、でも汁っけがあって、美味しい。
 豚まんが肉汁の旨味ならば、とろまんはだし汁の旨味。
 お世話になりました。
 「うらり」の駐車場では、何人かのライダーが、ひなたぼっこ。
 今日がシーズンの走り始めなのか、みんな一様にぼんやり愛車を眺めています。
 横々・横須賀PAで見かけたSuper-Suports の三人組もいました。
 狭い三浦半島では、どこかでライダー同士が再会してしまう。
 のんびりと帰路につきました。 
 帰宅は15:00、総走行は136km。
 家では、付着したままでいた冬のあいだの埃と、きょうの海の塩とを落とすために、いつもより入念に洗車。
 そのあとは、自分の埃も風呂で落とします。
 浴槽のなかで、感謝のため息。
 えっ? 何に感謝ですって?
 また今年も、旅を始めることができたことへの。
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