青梅街道から新氷川トンネルの脇を分け入ってゆくと、さらに私設トンネルをくぐります。
その私設トンネルを抜けると、温泉があります。
進入路のわくわくする感じは、素晴らしいな‥
露天風呂は、多摩川のせせらぎからのそよ風が抜けて、爽快です。
泉質のほうはメタほう酸ふっ素泉で、個性的。
無色透明でとろりとして、つるすべ感というより、ちょっとぬるぬるするくらいです。
でもお湯からあがると肌の脂が落ちていて、さっぱりします。
この日は空いていましたが、休日は混雑して落ち着かないという評価も聞きます。
確かにここは、“東京至近”“個性的”“立地&雰囲気”“リーズナブル”と、人気の要素が揃っているので、しかたがないのかもしれません。
「奥多摩温泉 もえぎの湯」
東京都西多摩郡
奥多摩町氷川119-1
Tel 0428-82-7770
入浴料¥750-
このあとはライダーたちのMecca・檜原街道(奥多摩周遊道路)を下って、帰路に着くことにしました。
有料道路だった名残の、ゲートの跡で。→
電光掲示板を見ると気温は34度ですが、月夜見山(標高
1,147m)まで進むと30度に下がって、走っていれば快適でした。
ただし快適なれど、リラックスはできませんでした。
速いライダーたちにせっつかれて、早々と走り抜けたというのが正直なところ。
こうして急かされるのも苦手ですが、この奥多摩周遊道路は、幅員が狭いうえに中央分離帯(ポール)が並んでいて、神経を使います。
僕がちょっと苦手とするワインディングロードです。
風呂あがりに、従業員の方と立ち話。
聞くところによると、開業前の想定では、いまの来店客数の1/3の設計だったそうです。
混雑するのは、こういうところにも原因があるようです。
“お薦め”ではあるものの、混雑している日に訪れていたら、評価は違ったかもしれません。