Dangerousなリバーサイド・ロード
(後編)天竜川は甘くけだるい中南米
2011年5月19日(木) 快晴 現地気温25度
←翌朝7:30、眩しい朝陽のなか、磐田のホテルを発って天竜川を遡ります。
天竜川、とくにこのあたり下流の天竜川は、川巾が広い広い。
河の対岸も、はるか彼方です。
巨大な高圧線もひとまたぎでは渡れずに、河の真ん中で鉄塔を立てているのが印象的でした。
やがて浜松市の天竜に到着。
ここからいったん国道152号線とお別れして国道362号線に入り、山奥でふたたび国道152号と合流して、同じ天竜に戻ってくるルートです。
しかし、この国道152号線って、信州のビーナスラインで走るあの国道152号・大門街道と同じ。
遠州でまた再会しようとは‥
さて天竜の街を離れると、すぐにワインディング・ロードが始まります。
山はこんもりと高く、黒々とした杉林が続く男性的な景色です。
杉林のあいだを、広い道が緩やかにくねってゆき、大排気量の単車の性能を存分に引き出してくれるようなカーヴと直線が、次から次へと現れます。
朝の清々しい空気のなかを、愛機が路面を蹴るようにして突き進みます。
チャンスをとらえて、無理のない情熱を発揮して加速。
そして減速。
ふたたびうれしそうに加速と、とても気持ちのいいひととき。
天竜屈指の快走路でしょう。
途中の「道の駅いっぷく処・横川」で、ひと休み。
天竜茶でいっぷく、という名称です。
まだ8:30なので、残念ながらお店は準備中でした。
地元の新型V-MAX氏に、一枚撮っていただきました。(→)
←道の駅を発つと、こんどは気田川の右になり左になって、じわじわと山を登ってゆきます。
このあたりも快適なリバーサイド・ラン。
川の色がスカイブルーというか、独特な色合いです。
気田川は、秋になると、鮎の手づかみができる簗(やな)が設けられるそうです。
周囲にはふたたび茶畑が現れます。
天竜茶・春野茶で有名なところです。
ところがここで、「この先で通行止め」の予告看板を発見!
どうやら電気工事のために、このさき明神峡を過ぎたあたりで時間通行止めのようです。
ぐるりと山を周遊するのは難しいかもしれません。
まぁ今さらルート変更も難しいので、行けるところまで行ってみることにしました。