時刻は10:30、ついに白馬の街へ到着しました。
 来てみると、白馬は他の信州の街とはどことなく違います。
 まず街全体が、スキーリゾートの雰囲気。
 観光色もあるのでしょうが、アルプス地方を模した建物が多い。
 道路は、除雪のことも考えてあるのか、広くてとても開放的。
 そして何よりも素晴らしかったのは、爽やかな空気。
 位置関係からの先入観もあるのですが、白馬は長野県というよりも、新潟県との近似性を感じます。 
 
 せっかく訪れたのだからと、まずは有名な「大出の吊橋」を見学。
 周囲の木々が繁茂していて、吊橋からは白馬岳
(2,932m)の姿が臨めないのには、ちょっとがっかりでした。
 むしろ街からのほうが、白馬岳の姿を見ることができます。
 西を向くとそこには必ず白馬三山がそびえていて、圧巻です。(→)
 7月中旬なのに、山の中腹には雪も見られます。

 よーし、近くまで行ってみよう。
 晴れているうちに、白馬岳をめざすことにしました。

 R322で八方尾根(長野オリンピックのメイン会場)に向かい、姫川を渡ります。(↓)
 段々になった砂防ダムが印象的。
 周囲が静かなせいか、これだけ離れていても、ざあざあと水の落ちる音が耳に届きました。
 この沢は烏帽子沢。
 そしてその後ろには唐松岳(2,696m)が、どっしりと構えています。
 橋を渡ると、いよいよ山道になってゆきます。
 周囲は密林。
 手つかずの大自然です。
 登山者たちが停めていったのでしょう、木陰の避難所は、すべて駐車場と化しています。
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