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←五合目レストハウスのこけももソフト(¥350-)。
 標高2,305mで雲海を眺めながらのソフトクリームは格別でしたが、味は普通のものでした。
 このあと、もと来たスバルラインを下ります。
 途中の奥庭駐車場(2,227m)で、ひと休み。
 ここの展望台は、五合目駐車場よりも景観が良いらしい。
 案内表示「駐車場から展望台までは徒歩で300m」 か…
 涼しいから、挑戦してみますか。
 さいしょはカラマツ林を下る急斜面です。(→)
 こんなに下り坂だと、帰りは大変かもしれない。
 やがて平地になって、さいしょに現れたのは「天狗岩」の鳥居。
 まずはお賽銭を入れて、道中の安全祈願をします。(↓)
 続いて僕も遊歩道を歩きます。
 途中で富士山を振り返ってみると、これが奥庭の全景。(→)
 奥庭は森林限界地に広がる台地で、風雪を受けて矮小化したコメツガやカラマツなどが這うように生えている景勝地です。
 確かに低いところで同じ方向に向かって生えるマツが盆栽みたいで、ここ全体が庭のように見えなくもない。
 また「天狗の遊び場」という言い伝えにも頷けるものがあります。

 小学生の団体から離れると、静けさが印象的です。
 自分が踏みしめる小石(火山岩)の砕ける音が、大きく聞こえます。
 手に持った革ジャンが重たい。
 そろそろバテてきたなぁと感じたところで視界が開けて、展望台に到着します。
 鳥居も天狗様のお面も、賽銭箱の前にある下駄も、ひどく風化しています。
 日頃から厳しい風雨にさらされていることが分かります。
 先生に引率された小学生の団体が、僕を追い越してゆきます。