上流から見た、湯西川温泉の全景。(→)
川底の色が印象的です。
お世話になったのは、金井旅館。
場所は温泉街の中央にある湯前橋のたもとで、公共浴場「薬師の湯(入浴料・寸志)」のお隣りです。
建物はかなり年季が入っています。
さっそくおかみさんに入浴料(¥500-)を支払います。
おかみさん「きょうは陽射しが強いから、露天風呂は熱いかもねぇ」
どれどれ…入館する前に、湯前橋から露天風呂を見ておこう。
露天風呂は、橋のたもと(矢印)にありました。
川の向こう側の「平家集落(展示館)」とは川をはさんでいますが、橋の通行人とは、角度によっては眼が合ってしまう距離ですな(笑)
「金井旅館」
入浴料¥500-
栃木県日光市
湯西川温泉822
0288-98-0331
カラン(洗い場)で汗を流すと、露天風呂に。
よしずが無かったら、川向うから丸見えだと思うと可笑しい。
お湯は、もちろん源泉かけ流し。
もとから熱めのお湯は、おかみさんの言うとおり、陽射しを浴びてさらに熱い。
結論から先に言いますと、素晴らしい温泉です。
泉質はアルカリ性単純温泉で、珍しいフッ素含有。
肌あたりはわずかなキシキシ感、そしてこれもわずかですが、甘いイオウの香りがします。
なによりお湯の新鮮さが際立っていて、キリッと冴えた感じ。
そのなかにも、効能がずんずん身体に沁みてきます。
よしずの下から、清流を覗いてみます。(↓)
清流を眺めてその音を聞ける、特等席です。
内湯のほうにも浸かってみました。(画像なし)
こちらは陽射しを浴びていない分、ちょっと温度が低めで(それでもふつうの温泉よりは熱め)ゆっくりお湯を楽しめます。
浴室に湯気がこもるせいか、この源泉が、適度にイオウの香りをもっていることがわかります。
先客のおじいさん「ここはいい湯だぁ。われわれ年寄りにゃ草津とかはイオウの匂いがキツすぎてね、落ち着かんよ」
このおじいさん極端に耳が遠くて会話が難しかったものの、要約すると、そんなお話しでした。
風呂あがりは、身体じゅうの神経がパッと生き返った感じ。
効能と爽快感とが共存する名湯です。