2013年5月24日(金) 快晴 気温25度
朝7:00に磐田を出発し、ほどなくして天竜の町に入ります。
←国道152号線で、天竜川に沿って遡上します。
町の郊外から、天竜川が浸食した険しい山が立ち並び、そのなかを川がくねって、ちょっとした山水画の世界。
かつては“暴れ天竜”と恐れられた濁流も、治水事業のおかげで、いまは“朝陽のなか、おだやかにくねる碧色の竜”といったところかな?
静岡から信州へと至る道(後編)
国越え、そしてShirabiso峠へ
しかしこのあたりの新緑は、ほんとうに綺麗でした。→
まさに“緑が萌える“”とは、よく言ったものです。
やがて国道は、秋葉ダムのダム湖に沿った快走路へ。
以前にも魅せられた、延々と10kmも続く中南米のような河川。
この日も、自分がCARIOKA(リオデジャネイロ市の市民)になったような錯覚を覚えます。
やがて交差点と駐車場とが現れて、ここでひと休み。
地図で確認してみると、国道はこの交差点で天竜川から離れて、支流の水窪川を遡ってゆきます。
さあここからが本編、未踏のルートになります。
水窪川を見下ろしながらのルートは、谷は深くなり道もいっそう狭くなりますが、起伏が少なく走り易い。→
話はここで横道にそれますが、皆さんは「秘境駅」という言葉があるのをご存じだろうか?
厳しい地形条件の中にあり、近くに民家もなければ、車で行ける道もない、列車に乗ってしかその駅にたどり着く手段はない、そんな駅のことを秘境駅というのですが、ここからはそういう秘境駅の保有数日本一を誇るJR飯田線に沿ってゆくルートです。
いっそう谷は深くなり、冒険心を刺激されます。(↓)
←突然道を横切る、JR飯田線「相月」の鉄橋。
右に上がったところに駅があります。
相月はこれでも飯田線の中では開けているほう
(?)で、3軒ほどの民家がありました。
飯田線のすさまじい秘境駅に興味がある向きは、鉄道マニアのホームページを検索してみてください。