そんな僕でもいいかげん飽きてきたところで、立ち寄り温泉に到着。
場所は、馬越峠から清里に下りる途中です。
温泉から先は道路も広くなって、中央線のあるきちんとした舗装路に変わっている。
しかしそれより驚かされたのは、建物の立派さ。
こんな山奥にどうして… という立派な建物。
おまけに、お客さんがどんどんやって来る!
この写真も、駐車場がクルマで埋まってゆくので、あわててシャッターを切ったもの。
撮影を終わって入浴支度を始める頃には、広い駐車場の半分近くはクルマで埋まってしまいました。
「南相木温泉・滝見の湯」 0267-91-7700
長野県南佐久郡南相木村5633-1 入浴料¥350-
温泉のわきには、こんな案内板も。(→)
う〜ん、「犬ころ」っていう名詞にも、久しぶりに接したなぁ。
さすがに川上犬の産地。
関係はないかもしれませんが、川上犬は成犬でもころころっとして、可愛いものね。
「犬ころの滝= inukoro Falls は建物のすぐうしろです」という看板を信じて、行ってみました。
石段で沢をおりてみると、確かに滝がさらさらと流れています。
大瀑布とはいえない、水量の少ない滝。
まぁ 「猛犬の滝」じゃあないからね(笑)
しかしここでも、どうぶつと縁ができました。
滝から戻ると、温泉に入館します。
ロビーも浴室も広々としていて、たいへん立派。
浴槽はガラス張りの大きな内湯と、小さな露天風呂があります。
露天風呂はなぜかいっぱい虫が浮いていて、掃除が大変そうだったので、内湯だけにしました。
虫が多いのは、滝に近いことの弊害なのかしら?
気を取り直して、内湯のほうに入ります。
お湯はなかなか良い。
泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)。
透明のお湯はわずかに熱めで、肌あたりはキシキシ感のあるもの。
これといって特徴はないものの、夏向きのさっぱり温泉。
なによりこの入浴料の安さには驚きです。
風呂からあがると、このままお食事処でお昼をいただくことにしました。
「犬ころ定食」とかを期待したのですが、そういうサプライズはなく、メニュウは温泉併設のお食事処で見るありきたりの顔ぶれ。
でもそのなかで「相木そば」というのが、妙に値段が高い。
ハンバーグ定食やかつ丼を抑えて最上位です。
張り紙を見ても、蕎麦はここの名産らしい。
南相木村は、標高が高く寒暖の差が大きい地のため、ここで栽培されたそばは薫り高いそうです。
食券を買ってカウンターに出すと、おばちゃんが「相木そばは10分はお待ちいただきますが、よろしいでしょうか?」
おおいにけっこうじゃないか。
期待が高まります。