駐車場で愛機をおりると、登山道を登ってみました。
さっそく現れた「標高2,400m」の看板。
標高2,380mから2,400mへと、20mだけ富士登山をしたおやじ。(→)
地面は、細かい穴の開いた火山礫で覆われていて、実に歩きづらい。
踏んばりが効かないというのでしょうか。
ちょっと登ってみようかな?とは、とても思いませんでしたが、意外に登ってゆく人が多い。
時刻はもう11時だし、軽装だし、これから山頂を目指すとは思えない。
皆さん「せめて六合目まで行ってみようか」という、軽いノリなのでしょうか。
見上げた富士山。
はるか彼方は山頂ではなく、宝永山のくぼみの縁。
宝永山は宝永4年(1707年)の宝永大噴火で誕生した、富士山最大の側火山。
標高は2,693mだそうです。
富士山山頂は3,776mですから、あの宝永山まで登っても、山頂まではさらに1,000m以上登らなければならないわけだ。
くわばらくわばら…
なおよおく見ると、山肌がひときわ赤くレンガ色の箇所があるのが分かるでしょうか。
これが麓から見上げたときに、赤く見える理由。
あとでしょこさんの撮影画像を拝見すると、この赤みがもっと鮮やかに写っていて、下草の緑とのコントラストも綺麗でした。
高級カメラ(しょこさん)と廉価版カメラ(僕)との表現力の差に、軽いショックを覚えました。
展望台から見下ろした駿河湾。
左が三島。
中央の市街地が沼津です。
標高2,400mともなると、こういうふうに見えるのですね。
雲もなく絶景。
絶景というよりも、空撮というアングルです。