関田峠の下りは、あっという間。
長野側も同じような急勾配なので、それこそあっという間に飯山に到着しました。
千曲川の手前で、山をふり返ったところです。
上越の空は、こうして見ても心に残る碧さ。
2009年にBuell/XB-9で登り、2014年にいまの愛機で登りました。
さよなら関田峠。
時刻は9:40。
昼ごはんには早い。
野沢温泉で朝風呂にしました。
野沢温泉には外湯が13湯もありますので、全湯制覇のためにはちょくちょく立ち寄らねばなりません(と、楽しんでいるだけなのですが)
まず来たのは、温泉街ただひとつの、信号のある交差点(右)
ここの有料駐車場に愛機を駐めます。
見覚えのある受付のお母さんと、しばし歓談。
お母さん「お久しぶり。きょうは晴れて良かったですね」
僕「いままでに大湯でしょ、中尾の湯でしょ、上寺湯でしょ。まだまだ三つだもの。きょうは松葉の湯を攻略しようと思っています」
お母さん「一回にひとつなの? 複数のお湯に入ればいいんじゃない?」
僕「無言(そうか… 何でいままで気づかなかったんだろう)」
急ぐ旅でもないし、温泉街をあてもなくぶらぶら。
といっても、陽射しが暑い。
坂道の街で革ジャン革パン姿で歩くのは、快適とは言い難かった。
でも、ぶらついたおかげでこんなものを見つけました。
住民専用の洗濯場(左)
室内を覗くとコンクリート製のながしがあって、おばあちゃんがしゃがんでタオルを洗濯していました。
これが「松葉の湯」(右)
源泉地の麻釜に近く、大湯の隣りの区画。
建物は古い湯屋建築で、黒光りしています。
ここも一階は洗濯場で、二階が外湯。
中は脱衣所と浴室が独立していました。
ところが松葉の湯は、熱くて入れませんでした。
源泉はちょろちょろと注がれているだけなんですが、50度以上はあったでしょうか。
「お湯は日によって熱いので注意してください」という注意書きどおり、ほぼ熱湯です。
試しに水道でうめてみたのですが、あいにく普通の口径の蛇口では “焼け石に水”
バルブを開きっぱなしでじゃんじゃん注水しても、まったく温度が下がる気配がありません。
渋温泉や五色の湯旅館のように、口径の大きい蛇口ならば、なんとかなったんですが…
というわけで、ぬるめたお湯をかぶっただけで退散します。
泉質は含硫黄・ナトリウム・カルシウム硫酸塩泉。
入浴できず残念でした。