2015年4月23日(木) 快晴 気温23度
ライダー宿でぐっすり眠り、迎えた朝は昨夜の雨が嘘のようです。
「地獄があるから天国がある」そんなたとえを実感してしまいました。
朝ごはんは、鶏とタケノコのご飯に、アジ干物、サラダとヨーグルトもつきました。
ボリュームたっぷりの朝・夕食が付いてビジネスホテルよりも安いのだから、やはりライダー宿は嬉しいなぁ。
出発は8時。 ご主人と奥様、近所のおかみさんにも見送っていただく。
ご主人「このバイク(NC700X)軽くて良さそうだねぇ」
僕「そうであればいいんですが。これでも228kgあります」
ご主人「えっ!?」
さて旅の目的である竜宮城、じゃなくて竜宮窟に向かって舵を切ります。
竜宮窟は、下田の南にある田牛(とうじ)の海岸にある洞窟。
大きな海食洞の天井が一部崩れて、直径50メートルほどの天窓が開いたものだそうです。
さて国道136号線から一般道に分け入ると、すぐに海岸線に出ます。
そこからは、息をのむほど美しいシーサイド・ロード(下)
思わず見とれて停車。
ヘルメットに中に、朝の潮騒の音が届きます。
陽射しがきれいな時刻のせいもありますが、本当に美しいところでした。
またそもそも田牛は、伊豆半島の中でも海水の透明度が抜群なところ。
見下ろす砂浜もまるで夢を見ているような光景で、民話の竜宮城を思わせるものがあります。
トンネルをいくつかくぐり、竜宮窟の入り口(右)に到着。
駐車場に駐めたとたん、気温が高くて暑いことに気がつきます。
まずは革ジャンのインナーを外します。
次に@起毛TシャツAヒート系Tシャツを脱ぎ上半身素っ裸になると、メッシュのTシャツに着替えました。
道路沿いで素っ裸?
でもこんなこんなところでこんな時刻に誰もいないしね。
ところが駐車場を掃除するご婦人がおられたんです!
眼が合って、軽く会釈。
ご婦人に、朝から “痛ましいモノ” を(笑)お見せしてしまいました。
気を取り直して、アーチをくぐると洞窟の階段を下りてゆきます。
あたりは暗くなり、それから潮騒の音が大きくなって、明るい砂浜に出ます。
竜宮窟に着きました。