この県道36号線は快適なBack-Roadでした。
まず交通量が圧倒的に少ない。
すれ違うクルマもわずかで、どのクルマものんびり走っている。
とばしていたのは郵便配達のカブだけだった(笑)
そして渓谷に沿うカーヴも緩やかで、道幅も広い。
周囲には緑がいっぱいで、きらきら光る新緑を横目に見ながら、のんびり走るのも悪くない。
12:00 甲府の街に出ると、気温は25度。
身体がまだ慣れていないので暑い。
幸いお店は県道沿いで、すぐに見つかった。
「和食や・吉べえ」は甲府昭和の飯喰(いっくい)というところにある地元の大衆定食屋。
飯喰、地名がすごいではないか…
「和食や吉べえ」 055-275-6824
山梨県中巨摩郡昭和町飯喰1242-1
店内は広く、衝立で仕切られたテーブル席と掘りごたつ席が12席ほど。
窓際の掘りごたつ席に陣取りました。
メニュウは豊富で、ご飯もの、麺類、寿司まである。
またボリュームにも定評があり、常時メガメニュー(1,600〜2,000円)も注文できるお店だ。
暑かったので、スタミナ補給に「豚バラにんにく味噌炒め定食(¥760-)」を。
画像では分かり辛いが、この普通盛りでも肉炒めは他店の1.5倍ほどの量。
味付けはしょっぱくなく、家庭的な美味しさ。
これでこの価格だから、たいへん良心的なお店である。
店内は作業服のグループあり、クルマで立ち寄った営業マンあり、ここは男の昼メシ天国だ。
貴方が甲府で腹ペコの時は、お薦めします。
13:00 お店を出ると、さらに暑い。
26度ってこんなに暑かったんだ…まさに夏日だなぁ…
と、そんな快感にくらくらしながら、甲府昭和の玉川温泉に向かいました。
ここで話はちょっと横道にそれます。
甲府昭和、それも石和(いさわ)周辺の温泉の歴史は浅く、1961年(昭和34年)果樹園に突然湯量の豊富な温泉が湧き出たのが始まり。
当時の動画を見ても、畑の真ん中に素掘りした池に、じゃんじゃんお湯が湧き出ていて、まさに青空温泉。
これは地質学的には甲府昭和の下にフォッサマグナが通っていて、富士の湧水が熱せられて湧き出すポイントであるらしい。
ともあれそんな甲府昭和の温泉は、今までも山口温泉(2011年4月)や草津温泉(2015年4月)を訪れていますが、今回はその極め付け。
湯量の豊富なことで有名な、甲斐・玉川温泉です。
場所は、住宅と畑とが混在する旧市街地。
畑のど真ん中に、こつ然と現れる案内看板(右)
その矢印をたどってゆくと…