2017年6月13日(火) 快晴 現地15〜23度
08:31、飯田のホテルを出発すると、国道153号線・三州街道を往きます。
この国道153号線は勾配がきつく、標高をぐんぐんとかせいでゆく。
あっという間に山岳ワインディングロードまっただなかで、切り出した木材を吊るす林業ワイアが張られる風景が広がる。
治部坂高原を越える時に、気温は15度。
たまらずネックウォーマーをかぶります。
朝風呂で温まろう…
国道沿いにある平谷温泉「ひまわりの湯」(右)に飛びこみました。
ここは長野県の南端・平谷村に位置する立ち寄り温泉で、道の駅に併設されています。
道の駅は庭園のような造りですが、温泉のほうも庭園露天風呂が自慢とか。
入浴セットのカゴを下げるおっちゃんたちと開店を待ち、10時開店と同時に一番乗りしました。
とにかく露天風呂の巨石に目を奪われます。
よくまぁこれだけ立派な石を探してきたなと、あきれるほど。
おまけに周囲を森に囲まれているので、まるで深山の秘境湯にいるような雰囲気です。
泉質はナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)。
源泉表示は42度と適温ですが、この日射に照らされてやや熱くなっているように感じました。
お湯は新鮮な印象。
肌あたりはつるすべ感が強く、ちょっとぬるぬるするほど。
巨石に背をもたせ、周囲の緑を見あげて瞑想にふけるひととき。
ここにもそよ風が流れて、旅人を癒してくれます。
極楽だなぁ。
あまり知られていない平谷温泉、入浴前はあまり期待はしていなかったのですが、どうしてどうして大変素晴らしい。
設備もきれいで、とても寛ぐことができました。
この入浴料でいつでも楽しめる地元のおっちゃんたちが羨ましい。
風呂あがりの温浴感に包まれて、再び山へ。
気温が23度と上がってきたこともありますが、涼しい風が気持ちいい!
肌寒かった朝とはうって変わって、とにかく快適この上ない。
おまけに快走路。
愛機を旋回させるのに夢中になりました。
南信の旅は、風呂あがりの旅だ。
さて平谷村から根羽村に入ると、道路に「まもなく月瀬の大杉」という看板を目にするようになります。
月瀬の大杉って、確か…
長野県最大の巨木ですよね?
やがて集落を抜けて渓谷を見下ろす丘にあがったところに、立派な、いや立派過ぎるほどのすり鉢状の駐車場が現れます。
誘い込まれるように愛機を停めました。
「ひまわりの湯」 0265-48-2911
長野県下伊那郡平谷村252 入浴料¥600-