さて伊豆の七不思議ですが、この県道が国道414号線と合流したところで時刻は12: 30。
昼食時刻のほうが、先に‥。
ということで、猪とともにここ天城の名産である、雉(きじ)をいただくことにしました。
「猪鍋きじ料理 ささの」は、伊豆の山の幸を楽しめる郷土料理のお店。
駐車場は大きく、法事を扱う別館も持っています。
きじ串焼定食(¥1,600-)をいただきました。
美味しいです。
臭みもなく、野趣あふれる旨味が口に広がります。
とはいえ味が個性的すぎるということもなく、どちらかといえば絶品の焼き鳥定食という感じです。
建物は古く、価格もちょっと観光地風なのは残念ですが、満足します。
お薦めします。
この月ケ瀬を発つと、13:30修善寺に到着。
立ち寄り温泉の筥湯(はこゆ)と併せて、いよいよ伊豆の七不思議の一つ「修善寺・独鈷(とっこ)の湯」を覗いてみましょう。
ここで簡単におさらいすると、昔ここを訪れた弘法大師が、病の父親の体を川で洗う親孝行な少年に心打たれ、川の水では冷たかろうと持っていた独鈷(とっこ)で川岸の岩を突いた。すると霊泉が湧き出し父子は病気が全快したと伝えられる温泉です。
温泉街に入ると、道路は拡幅の工事中。
交通整理のお兄さんに駐車場を尋ねると、バイクならば筥湯の敷地内に停めていいよと親切なご助言。
愛機を筥湯に停めると、温泉街をつらぬく桂川に出てみました。
ありました、独鈷の湯。(↓)
以前は入浴ができ、公衆の面前で裸になる度胸試しのスポットだったようですが、浴場としての許可は受けていないため、現在は入浴が禁止されています。
足湯としては開放されていました。
「猪鍋きじ料理 ささの」
0558-87-0736
静岡県伊豆市月ケ瀬124-1 R414沿い
手で触ると、無色透明のお湯は、さらりとしています。
でも観光客も次々と下りて来て、落ち着かない。
また足湯であれば、岸の上に公共の立派な足湯が整備されています。
僕でもこのコンクリートに腰をおろして、素足を浸す気にはなりませんでした。(笑)
この独鈷の湯、せめて弘法大師がそのときに使った独鈷でも残っていれば、もっと感動できるのですが‥。
大昔の不思議スポット、いまは温泉街のシンボルという感じでした。
でも七不思議も3つめをクリアして、まずはひと安心。