食後は国道361(木曾街道)で、御嶽山へと向かいます。
←途中の中之宿トンネルというところ。
トンネルわきに旧道とおぼしき道があって、小さな祠が。
由来看板によると、ここは「地蔵尾の下道」…
船渡峡という景勝地で、その昔、断崖絶壁の対岸に街道が通っていたそうです。
橋から渓谷を見下ろすと、なかなかの景勝地です。→
でもこうして見ても絶壁だけで、昔の街道は分かりません。
疑問符に、しばし暑さを忘れるひととき。
さあて、先に進みましょう。
愛機に跨ったとたんに、再び暑さを感じます。
←やがて国道は、高根第一ダムのダム湖に。
コントラストの強い色彩。
路面からじりじりと熱気が来ます。
ダム湖と別れると、登り坂が増えてきます。
標高があがって涼しくなることを期待して、坂道を進みます。
そして2010年の野麦峠紀行のときにも通過した、長峰峠
(1,350m)を越えて、長野県に。
長峰峠は平坦な森の峠で、ちょっと拍子抜けでした。
開田高原に入ると、御嶽山が出迎えてくれました。(↓)
驚いたのは、ここで捕虫網をかつぎ三角缶を首からさげた、麦わら帽のおじいさん2人連れを追い越します。
えっ? 2010年にここで見かけた、昆虫採集のおじいさん?
幻? 偶然? それとも別人?
しかし炎天下の国道を歩いている、捕虫網をかついだおじいさんなんて、そういないぜ?
引き返して訊ねるわけにもいかず、謎を残したまま、開田高原を横断します。
南側に大きく開けたワインディング・ロード。
先ほどのおじいさんは、2010年と同じ人でも、別人でもいいや。
夏を楽しむ人には変わりないもの。
そしてこちらも、御嶽の雄大な姿を堪能します。