2016年6月1日(水) 曇り 気温22〜26度
07:20に、ルートイン浜松ディーラー通店を出発しました。
ここで話しはちょっと横道にそれますが、静岡県浜松市の天竜区と長野県の天竜村のあいだはフォッサマグナが通るガレ場で、全国的にも有名な難所。
日本人は何度となくここでトンネルの掘削を挑戦し、そしてことごとく失敗。
今でも秘境道(兵越林道)が唯一のアクセス道です。
しかし到達点を少し西にずらして、浜松市天竜区と長野県の下條村との間であれば、天竜川に沿った県道1号線があります。
天竜川下りを経験された御仁は「あゝあの道ね」とお気づきになるでしょう。
小舟から見上げた崖の上にくねる山道、あれが県道1号線です。
きょうのルートは“Dangerousなリバーサイド・ロード”、この県道1号線を走って、最終的には岐阜県の中津川まで。
まず国道152号線で天竜川を遡ってゆきます(上)
9:40 「大井橋」に到着(右)
橋の下は天竜川。
この信号を直進すると、2013年に走破した秘境道・兵越峠。
そして左の鉄橋を渡ると、めざす県道1号線です。
鉄橋を渡ると、すぐ秘境道が始まりました。
道がひどく狭く、集落の軒が左右から迫ります。
何本も橋を渡ります。
その橋から下を見下ろすと崖の途中に家があって、その家専用の橋もかかっていて、びっくりします。
やがて県道1号線の表示が現れます。
さぁ ここからが本番と、勢い込んで山道を登ってゆくと…
うわーっ、通行止め?!(下)
二週間前に土木事務所に訊いたときは、大丈夫って言ってたのに…
浜松からもう2時間も奥に入っているのにどうしよう…
と、いくら通行止めの表示をにらんでいても、どうしようもない。
ここでUターンします。
狭い坂道で230kg近い愛機をUターンさせるのは、さすがに骨が折れました。
さて指定されたう回路に出てはみたものの、このルートでは長野の下條村までかなりの距離があります。
そもそも現在地が、愛知県と静岡県と長野県とが接する山の中。
どっち方面にう回しても、きょうの宿泊場所である岐阜県の中津川までは強行軍が避けられません。
何かいい方法が… そうだ、今年の2月に開通した新東名の延伸部分って、このあたりを通っていないか?
NEXCO中日本の棚から取ってきたロードマップを広げると…
ありました。 豊川の東にある、新東名の新城IC。
新城ICもまだ20kmは先ですが、道は川沿いの快走路のようです。
新東名にのれば、東海環状道、中央高速とつないでゆくことで、この時刻からでも余裕で中津川に行けるでしょう。
そうと決まれば、立ち寄り湯でCool-downしてゆきますか。
おあつらえ向きに、先ほどから立ち寄り温泉の看板が頻繁に現れています。
これから走る国道沿いにあるようです。